BRAX R1 ユーザーインタビュー
GORILLA HALL OSAKA 照明担当 池辺様

GORILLA HALL OSAKA ステージ照明

舞台演出の現場で日々酷使されるスモークマシン。液ダレによる機材トラブルに悩み続けていたGORILLA HALL OSAKA(以下GHO)の照明担当・池辺様に、BRAX R1導入後の変化についてお話を伺いました。インタビュアーはライブギア株式会社の神田です。

毎日使うスモークマシン。週4日以上の稼働率

神田:本日はGORILLA HALL OSAKA(以下GHO) 照明担当池辺様にお話を伺います。改めまして、今日はお時間ありがとうございます。今日は「BRAX R1」の使用感について、実際に使ってみたユーザーさんの目線で、ここが良いとか、ここが気になっているといったところを教えていただければと思っております。まず使用の状況ですが、主な使用シーンはここなので、ライブハウスですよね。外に持ち出したりはされてないですよね。

池辺様(以下敬称略):していないです。

神田:使用頻度はどのくらいですか?

池辺:公演がある時は毎日なので、月半分以上、月によるんですけど。

神田:月半分以上ぐらいはあると。

池辺:忙しい月は、週4ぐらいですかね。

神田:忙しい時は。ありがとうございます。使用は1台でしたよね。

池辺:1台です。

エアコンから水滴が…機材を蝕む液ダレの恐怖

BRAX R1 スモークマシン(GORILLA HALL OSAKA 舞台袖)
BRAX R1スモークマシン(舞台袖)

神田:R1を使う前はどんなスモークマシンを……

池辺:A社の……

神田:A社のフェイザーですね。以前使われていたスモークマシンについて、現場で困っていたのはどういったことでしたか?

池辺:ファンがついている機材が煙を吸い込んでしまうんですが、中で液化して、水滴が垂れてくるようになりました。

神田:機材自体から。

池辺:はい。あとエアコンからもですね。このライブハウスは客席の天井に吸気口があるんです。

神田:なるほど。

池辺:そこからも液が垂れてくるようになって。コロナ禍にできたので、このライブハウスは結構不思議な作りになっていまして。

神田:なるほど。客席の上だとお客さんに落ちて当たってしまいますもんね。

池辺:ちょうど横ですね。上にも灯体があるので、上の灯体からも水滴が落ちるようになって。

神田:なるほど。

池辺:エアコンの下とか、毎日朝掃除しなければいけなかったんです。

神田:毎日朝掃除。はい。

池辺:あとは音響のモニター卓も不調になったりして。

神田:なるほど。音響のモニター卓も。もう空気を吸い込むあらゆる機材が、全部ダメになってしまった感じですよね。ありがとうございます。R1はどういったきっかけでお知りになったんですか?

業界のつながりが背中を押した——BRAX R1との出会い

池辺:スモークマシンを変えようと思って、前の会社の上司に相談したところ、「ライブギアさんからこういう話があったよ」と教えていただきました。

神田:はい。

池辺:それで、小神(おがみ)さんの現場で実物を見たことがあったので、小神さんにご相談して。お話を聞かせていただきました。

神田:それで一度使ってみようと。ありがとうございます。その時一番重視していたのは、やはり液ダレの解消ですよね。R1を選ぶにあたって、他メーカーさんと比較したものはありましたか?

池辺:特にはなかったですね。A社が多分全部一緒で、ここ(GHO)が油性がNGなので水性だけでと考えて、色々調べはしたんですけれども。

神田:調べてみたけれども、やはり一択かなという感じですね。なるほど。続きまして、最初に使ってみて感じた印象はどんな感じでしたか?

使い始めてすぐ、液ダレがピタッとなくなった

池辺:煙が前に使っていたものより綺麗というか、細かいというか。ビームが綺麗に見えるなとは思いました。

神田:煙が細かい。はい。

池辺:結構すぐの段階で液ダレがなくなりだして。

神田:なるほど、早い段階で。効果てきめんですね。これまでに溜まっていたものにさらに追加されるから、液ダレが続くという感じだったんですかね。

池辺:そうですね。ですが、結構すぐに楽になりました。

神田:なるほど。ありがとうございます。的確なお答えをいただいているので、ポンポンと進みますね。質的には細かくて綺麗ということですね。ビームの見え方も今お伝えいただきました。逆に使っていて、R1じゃないと、他の機種にしていたら多分できなかっただろうなと感じたことはありますか?

池辺:匂いがほぼないので、アーティストさんからの評判ですかね。

神田:なるほど。出演者さんからですね。

池辺:結構スモークで喉がやられる人がいらっしゃるんです。

神田:はい。

池辺:この間声優さんが出ていたんですけど、ガンガン出しても何も言われませんでした。

神田:なるほど。(笑)

池辺:事前に「スモークマシンは何を使っているんですか」とイベンターさんからも舞台監督さんからも聞かれました。R1のパンフレットをお送りして「これです」とお伝えして。結構気を使われていたんですけど、本番乗り込みの照明さんがガンガン煙を出しても、結局何も言われませんでした。

神田:それは良かったです。安心して使えますね。ありがとうございます。続きまして、仕込みから本番終わりまで含めた全体の流れとして、オペレーション的に楽になった点とか、逆に慣れるまでに時間がかかったようなことはありますか?

ヒーティング不要、電源も食わない——オペレーションが劇的に楽に

BRAX R1スモークマシン(舞台袖)
BRAX R1スモークマシン(舞台)

池辺:ヒーティングがほぼないので、待たなくていいのは良いですね。結構打ち込みに切羽詰まっている照明さんも多いので。

神田:なるほど。はい。

池辺:すぐにスモークを出して明かりのチェックをしたいという方が結構来られるので、ヒーティングにほぼ時間がかからないのはありがたいです。

神田:それは良いですね。確かに時間がない中来られる方もいらっしゃいますよね。対バンなどになると一人の方の持ち時間も限られますもんね。

池辺:そうですね。あと、本体自体のワット数があまり高くないので、電源をそんなに食わないところもありがたいです。

神田:なるほど。良いですね。手間がかかったことは特にないですか?

池辺:手間がかかったことは特にないかもしれないです。

神田:なるほど。本番中スモークについて気にする時間は減りましたか?

池辺:そうですね。DMX制御しているので、こちらで自由に調整できる感じです。あまり気にすることはないですね。

神田:なるほど。逆に、運用していく中で少し気になる点は何かありますか?

池辺:空間がちょっと独特だからだと思うんですが、エアコンが結構不思議な位置にあります。天井にあるんですよ。

神田:はい。

池辺:なので、結構暖房に負けるときはあります。

神田:なるほど。

池辺:偏ってしまうんです。ステージ上も上だけで滞留してしまったりすることはありますが、仕方ないことなのかなと。コロナ禍に作った施設なので、換気がすごいスピードで行われるようになっています。

神田:はい。

池辺:本当に何十秒かで空気を全部入れ替えるようなシステムなんです。なので客席のスモークが結構持っていかれてしまって。

神田:なるほど。結構ガンガン焚かないと残らないですね。

池辺:ただガンガン焚けるのはありがたいです。逆にA社の時よりも出力が全然高いので。

神田:なるほど。

池辺:A社の時は2台仕込んで両方とも100%でずっと使っていたんですが、今のR1だと1台で50〜60%ぐらいで使って、ガンガン出したい人は100%でという感じです。

神田:なるほど。出力的にだいぶ抑えた状態で使えていると。

池辺:そうですね。全然使えます。

神田:なるほど。それはすごいですね。

池辺:機材のワット数もA社などより低いので。

神田:電気代にも良い影響が。

池辺:そうですね、回路数も食わないのでありがたいです。

神田:良いですね。続きまして総合的な話ですが、R1に乗り換えてから一番大きかったメリットはどういったところでしょうか?

他の機材への影響がなくなった——それが一番大きい

池辺:やはり他の機材への影響ですね。

神田:他の機材の修理も減りましたか?

池辺:減りました。防滴じゃない機材はA社の時には液が中に溜まって、基板が腐食してしまっていたので。

神田:なるほど。

池辺:そうなんです。ステージ上にお客さんを上げるイベントもあり、客席でプロレスや格闘技をやったりするのですが、ステージ上に客席を組むので、そういう時は水滴がかなり気になります。それがなくなったのは大きいです。

神田:良いですね。そうしましたら、このR1は、どういった現場やどういった人に特に向いていると感じますか?

池辺:やはりライブハウスに入れてほしいですね。

神田:ライブハウスですね。

カメラマン:乗り込んでいくことはありますか?

池辺:今はあまりないです。たまに、ぐらいです。

カメラマン:その時、やっぱり「あぁ」と思うことはあるんですか?

池辺:ライブハウスの照明さん同士で飲み会をよくやるんですが、やはりエアコンが壊れるとか、エアコンからスモークが水滴で落ちて下の機材が壊れるといったことが結構あるらしくて。

神田:なるほど。

池辺:そういう時に、「うちはスモークマシンを変えたら全然なくなったよ」といった話はします。

神田:ありがとうございます。それで、この間META VALLEYさんが導入されたんですが、その時も池辺さんからお話を聞いたと伺いました。

池辺:そうですね、近藤さんから。

神田:ありがとうございます。そうやってお話しいただいたことで次の販売に繋がって。逆に、こういった現場にはあまり向かないんじゃないかと思うケースなどは思い浮かびますか?

池辺:どうでしょうね。私はここと、あと小神さんが野外で使っている時しか見たことがないんですが、小神さんが野外で使っている時も全然問題なくて。野外にも対応できるし、向かないケースは思い浮かばないですね。本体が軽いのも良いです。仕込み替えも楽ですし。強いて言えば、ランニングコストが少し上がったくらいですかね。

「BRAX R1」をひとことで表すと?

神田:「BRAX R1」をひとことで表すと、何でしょうか?

池辺:どうでしょう。以前は液ダレのことでむちゃくちゃ困っていたんですが、変えてピタッとなくなりました。R1に助けられましたね。

神田:R1は救世主といった感じでしょうか?

池辺:そうですね。

「 BRAX R1は救世主 」

液ダレで困っていたら、すぐに変えてほしい

神田:最後に、これから導入を検討している人に、先輩として一言アドバイスをもらうとしたらどうでしょうか?

池辺:液ダレで困っていたら、すぐに変えたほうがいいです。あと、液を注文してから到着するまでが早いのも良いですね。そういえば、防滴ではない作業灯のスポットが6台あるんですが、オープンから半年で全てNGになってしまって。修理に出したんですけど、スモークの液によって水没したという判断になってしまい、保証対象外になってしまったということもありました。

神田:なるほど、そんなこともあったんですね。それは大変でしたね。でも、R1に変えてからはそういったトラブルもなくなったということで、本当に良かったです。本日は貴重なお話をたくさん聞かせていただき、ありがとうございました。

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